第57回沖縄県造形教育研究大会(那覇大会)      
参加者の感想    県大会へ戻る▲     トップへ戻る▲
3日目 中学校部会

■ 美術を通して、生徒のつくる喜び、楽しみをどのように拡げていけば良いのか、本日は様々な視点で考えることができました。地域とつながる開かれた授業で生徒のモチベーションアップや自己肯定感を高めたり、キャラクターデザインの「仲間」を考えることで、道徳とからめた授業展開も行ったり、これからの授業のヒントをもらうことができました。将来、美術で学んだ視点や考えを深めたことが生徒の力になるように、これからも日々の教材研究に努めていきたいと思います。

■ 美術教師であるのに、「ニシムイ」について、正直わからなかったので、今日はとてもよかったと言う思いと、生徒たちに申し訳ないなという思いが残りました。でも、地域のこと、地元のこと、沖縄のことを舞台にして授業を展開することが大切、ここから世界へ踏み出せる。ということにも気付きました。「ニシムイ」の教材は、すでにいろいろな学校で取り組まれているようですが、どの学校でも共通した成果や逆に生徒の多様な反応が生まれていました。私自身、平和やくらし、仲間、沖縄、生きること…などなど、鑑賞の授業の広がりを生徒たちが実感し、分かち合うことができる教材だと思いました。私なりにアレンジして、生徒を「ニシムイ」の作家の絵と向き合わせたいと思いました。ありがとうございました。

■ 教科書にのっとった教材の実践事例もあり、今後の授業に取り入れやすい内容でとても満足のいくものでした。地域とのつながり、頭にはありましたが、なかなか実践までいたらなかったので、今回の実践事例を利用し、自分自身にエンジンをかけていきたいなと思いました。資料やデータもとてもわかりやすく、取り入れやすくていきょうしてもらえて、本当に勉強になりました。

■ ニシムイ資料もとても分かりやすく、自分自身がべんきょうになりました。教科書や資料集には、他国などの有名な作品は詳しくのっており、生徒もふれることができていましたが、地元のニシムイ作品にふれる機会はなかったので、今後積極的に活用していきたいと思います。

■ 午前中の実践発表「魅力が伝わるパッケージ」「キャラクターデザイン〜あーちゅん〜の仲間をデザインしよう〜」共に、先生型の熱意が伝わりました。また今後、自分自身も取り組んでみようと思っていた題材だったため、大変参考になりました。ありがとうございました。午後の圭子先生の「ニシムイ」についての授業を是非本校でも早速、取り組んでみたいと思います。たくさんの教材、データ資料等、準備頂きありがとうございました。改めて『美術は楽しい!!』と思えた研究会でした。感謝です。

■ はじめの島本京子先生の発表は、私も新聞で拝見し、とても言い取り組みだなあと思いました。小学校の先生は、小学校でも総合学習の授業でアレンジできるとおっしゃっていましたが、同感で、「キャリア教育」の視点で見ると教科横断的なとても素晴らしい実践だと思います。そして、包装紙のデザインを広がりのある魅力的な教材にしていました。いろいろとたくさんの事を学ばせていただきましたが、パン屋さんに行ったお母さんが、娘の包装紙の作品をずっととっておく、通知表よりこれがいい、商品も買って一緒にいただく…。なんて和やかで、いい取り組みなんだろうって。美術の授業が本来求める姿はこういうところにもあるのではと思いました。お店の人と一緒に移る生徒の笑顔が印象的でした。ありがとうございました。

■ 私は、ほんとうに今日発表会にきて良かったと思います。午前2つ、午後1つの実践事例でしたが、多くの先生方が助言していたように「美術の授業を教室の中で終わらせていけない」ということの意味を深く考えさせられました。島本先生の地域とつながるパッケージデザイン、當銘先生のキャラクターデザイン、美術館の富原先生のニシムイのプログラム、共通して、生徒が学んでいるとき、これから学んでいくときと外にむかっていました。そこで、自分のやりたいことを探しているようで素晴らしかったです。當銘先生の「美術の実践なのに、怒られるかも知れませんが、実は、道徳の授業を考えていたのです。」というお話には、心底うなづきました。

■ 島本先生の実践も、當銘先生の実践も、「自己有用感」ということばが出ていました。美術の授業は、自分が必要とされていることを実感させるいい教科ですとお話しされているようでした。学校でも生徒指導の3機能を教科横断的に取り組むように言われていますが、まさしくその視点を与えられたようです。美術をやってなにになるという生徒の問いの答えの一つをいただきました。

■ 授業の実践発表、パッケージデザインがすごくいいなと思い、是非取り組んでみたいと思います。ニシムイも勉強して授業したいです。

■ 実際に一学期に行ったデザイン分野の授業案と授業の進め方を見ることができて、よかった。日々の業務に追われ、学校の外へ飛び出すことができていないが、自分がいる地区でもやってみたいと思った。社会と繋ぐ、考えるきっかけをもらいました。ありがとうございます。

■ 実践事例を聴くのはとても勉強になります。自分だったらどう組み立てるるか、深めるか同じだいざいでなくても、参考になる。問いやワークシートの作り方などありました。一人で悩んでいても世界はひろがりません。共有することで新たな価値が生まれ、また、それを共有できるように、深めていけるように、地域に戻って実践していこうと思いました。

■ 今日は参加できて本当によかったです。現在非常勤として勤めさせてもらっていますが、今日の先生方の発表を見て、自分自身の未熟さに改めて気付き、生徒たちに申し訳ないなと反省しました。今回のような機会があればぜひこれからも参加させていただきたいです。教材研究の大切さ、ワークシートの工夫…学んだことを持ち帰り、授業でいかせるよう努めていきたいと思います。どうもありがとうございました。

■ 実践報告をされた附達の先生からたくさんのヒントをもらうことができました。ありがとうございました。

■ 指導助言の上原主事の言葉に「全部知らなくても、はじめられる」というような部分があったかと思います。「ニシムイ」について、十分知らなくても、ニシムイの画家達の一枚の絵から、先生方自身がはじめ、次第に深まっていくということが学びでもあると。あと、関係づくりについても、「先生方は誰とどんな関係がありますか。」と、先生方自身が生徒に教える前に、さまざまな学校の外と関わりを持つ必要があるなあと思いました。充実した研修、研究発表会でした。

■ 當銘先生の授業では、美術の取り組みをさせつつも、「仲間」について考えさせる「道徳」的な視点をもって、生徒をみつめていた。もちろん、美術の素晴らしい題材、授業でした。先生のあたたかい、気持ちが感じられた。

● すばらしい資料提供、本当にありがとうございました。
● お忙しい中で、ありがとうございました。
● どこの場でも言っているのですが、県単位、もしくは地区単位でもいいので共通の年計があるといいと思います。みんなが同じ内容の授業をすることで、お互いの困り感、やくふうなどを出し合うことができると思います。今日のニシムイの資料など全員が使え、使ったあとの工夫等が話し合えたらいいと思います。